2026年2月12日木曜日

SEOを気にし始めた

SEOを気にし始めた。
それまでは、
ただ書きたいことを
書いていただけだった。

誰に届くかも分からないまま、
夜の静けさに
言葉を置いていた。

けれどある日、
検索という扉の存在を知った。
キーワードという合図。
順位という階段。

届く文章と、
届かない文章があると知った。

タイトルの重さ。
見出しの形。
共起語という、
見えない地図。

僕は急に、
書き手というより
設計者になった気がした。

検索窓の向こうにいる誰かを、
想像するようになった。

悩んでいる人。
迷っている人。
答えを探している人。

その指先が、
僕の言葉に触れる瞬間を、
少しだけ意識するようになった。

SEOは、
冷たい技術だと思っていた。
でも本当は、
誰かに見つけてもらうための
小さな工夫だった。

独り言を、
独り言のまま終わらせないための、
橋のようなもの。

それでも時々、
数字ばかりを追いかけて、
自分の声を見失いそうになる。

順位の上下で、
心まで上下する夜もある。

SEOを気にし始めた。

でも最後に残したいのは、
機械に好かれる文章より、
誰かの心に引っかかる一文。

検索の波に揺られながら、
それでも僕は、
僕の言葉で書こうと思う。

見つけてもらうために。
そして、
忘れられないために。

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