検索に表示される。
それは、とても静かな出来事だ。
けれど、その裏側では、
たくさんの偶然と必然が重なっている。
誰かがキーワードを打ち込む。
不安や疑問や、
ちょっとした好奇心を抱えながら。
そして、画面にいくつもの選択肢が並ぶ。
その中のひとつとして、
自分の文章がある。
それは、ただの順位ではない。
「候補に入った」ということだ。
世界中に無数のページがある中で、
わずかなスペースに、
居場所を与えられたということ。
検索に表示されるというのは、
存在を認められることに少し似ている。
でも同時に、
責任も生まれる。
そこをクリックした人の時間を、
数分間、預かることになる。
期待を、ほんの少し背負うことになる。
検索結果は通過点だ。
本当の意味は、
表示されたあとに始まる。
開いてよかったと思われるのか。
すぐに閉じられてしまうのか。
検索に表示されることはゴールではない。
入口に立てただけだ。
その先で何を渡せるか。
何を残せるか。
それを考えたとき、
検索に表示されるということの意味は、
少し重みを持ち始める。
画面の向こうで、
名前も知らない誰かと、
一瞬だけ交差する。
その小さな交差こそが、
検索に表示されるということの、
本当の意味なのかもしれない。
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