記事を書いていると、
ふと考える。
これは人に向けて書いているのか、
それともアルゴリズムに向けて書いているのか、と。
検索順位を意識すれば、
キーワードの配置を考える。
見出しの構造を整える。
専門性や網羅性を意識する。
それは間違いではない。
むしろ、丁寧さの一つだと思う。
アルゴリズムに好かれる文章とは、
きっと「整理された文章」なのだろう。
テーマがはっきりしていて、
何について書いているのかが明確で、
読者の疑問に順番に答えていく。
曖昧さよりも具体性。
感情だけでなく根拠。
独り言ではなく、問いへの返答。
そう考えると、
アルゴリズムに好かれる文章は、
実は読者にもやさしい文章なのかもしれない。
けれど同時に、
それだけでは足りない気もする。
完璧に最適化された文章が、
必ずしも心に残るとは限らない。
少し不器用でも、
誰かの体験がにじんでいる文章。
迷いながら書いた跡が見える文章。
そういうものに、
救われることもある。
アルゴリズムは進化し続ける。
アップデートが入り、評価基準も変わる。
でも最終的に測ろうとしているのは、
「この文章は役に立ったか」ということではないだろうか。
もしそうなら、
アルゴリズムに好かれる文章とは、
小手先のテクニックではなく、
読者の時間を無駄にしない文章。
誠実に答えようとする文章。
そして、テーマから逃げない文章。
技術は必要だ。
構造も大切だ。
でも最後に残るのは、
その文章がどんな姿勢で書かれているか。
アルゴリズムに好かれたいと思いながら、
本当は、
読者に嫌われたくないだけなのかもしれない。
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